2024年08月29日 13:02

ウィーメックスは、9月2日、「生成AI薬歴入力支援サービス」の提供を開始する。

ウィーメックスは、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングスの日本における事業子会社。

薬剤師の薬歴入力業務にかかる時間は、1日当たり約1時間25分と言われている。また、2023年10月にウィーメックスが薬剤師881名を対象に実施した調査によると、約70%の薬剤師が服薬指導中の会話内容をメモに残し、手の空いた時間にそのメモをもとに薬歴を入力するとしている。薬局の開局時間中は、患者への対応や疑義照会、薬剤の発注業務等があり、薬歴の入力は閉局後となるケースも多く、薬剤師の残業時間の増加が指摘されている。

このような課題に対し、ウィーメックスでは2023年、日本マイクロソフトの技術協力を得て、OpenAIの生成AI「GPT-3.5」と音声認識AIを搭載した薬歴入力支援システムの開発・実証実験に着手した。また、5月には実店舗におけるトライアル利用で得られた知見をもとに更なる機能改善を行い、今回、正式に提供を開始することとなった。

「生成AI薬歴入力支援サービス」は、薬剤師と患者の服薬指導時における音声を音声認識AIが解析し、OpenAIの生成AI「GPT‐3.5」により薬歴のフォーマット(SOAP形式)に合わせてテキストを自動生成することで、薬歴入力にかかる時間を短縮する。

ウィーメックス