2024年08月07日 19:10

横須賀市は、Starley社および脳科学研究を行っている学術機関と協力して、生成AI技術を活用した認知症予防のための新たなサービスの開発を開始する。
横須賀市では高齢化が進行しており、特に85歳以上の高齢者数は2020年から2030年にかけて約1.5倍に増加すると推計されている。また厚生労働省からは、85歳からの89歳の高齢者の32.8%が、90歳以上の高齢者の50.3%が認知症を発症するというデータも示された。
今回の取り組みは、認知症予防において「会話」が重要な役割を果たすことに着目している。音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」を開発した、Starleyの高度な音声会話生成技術を活用。24時間365日、いつでもどこでも本当に人と話しているような体験を提供するとともに、その認知症予防効果を脳科学研究を行っている学術機関が、医学的知見から検証する。
生成AIを活用した音声でのコミュニケーションに特化したAIでは、高度な音声会話生成技術により、タイムラグのない自然な会話が可能。また昭和時代のニュースをAIに追加学習させることで、高齢者の思い出ばなしを促進することができる。
この取り組みや検証結果は、生成AIの活用や認知症予防の新たな一歩となる。また横須賀市だけでなく、日本全国の高齢者がいつまでも元気で安心して過ごせる未来に向けての新たな一歩であるとも考える。