2024年07月31日 12:53

THKは、生産現場のロスを削減し、設備総合効率(OEE)の最大化に貢献するソリューション「OMNIedge(オムニエッジ)」に、IoTプラットフォームSORACOMを採用した。

THKが提供するLMガイド、ボールねじ、アクチュエータなどの直動部品は、工作機械、半導体製造装置などあらゆる直線運動部に欠かせない部品。本ソリューションでは、機械や装置の内側に取り付けられ、外側からは点検・チェックしにくい箇所で作動するこれらの部品の潤滑、破損の状況を数値化。AIアルゴリズムにより異常を検出して、効率的なメンテナンスをサポートする。

さらに、プロセスオートメーションやユーティリティ設備向けのモータ、ポンプなどの回転部品の故障予兆検知AIソリューション、「工具監視AIソリューション」を提供。対応範囲を拡げるとともに、海外での提供も開始している。

本ソリューションにおいて、データを収集するための通信としてSORACOMの採用が決定。IoT向けに最適化されたユーザーコンソールなどの管理機能、海外でも複数のキャリアにつながるマルチキャリアの機能により、広範で信頼性の高いセルラーネットワークを利用できる点が評価された。これによりユーザーは、新たなネットワークの敷設費用や時間をかけずに、既存の設備に後付けして速やかにIoTとAIを活用した予兆検知や監視を導入できる。