2024年07月24日 12:58

SPACECOOLが開発・販売する放射冷却素材「SPACECOOL」を活用した新製品「チュービング」が、7月より、カンボウプラスから発売された。
「SPACECOOL」は、直射日光下においてゼロエネルギーで外気温より温度低下することができる、世界最高レベルの放射冷却性能を持つ新素材。屋外のファシリティへの暑熱対策として活用されている。この度発売されたのは、本素材を面ファスナーやファスナーを使って簡易に脱着することができる新製品「チュービング」。屋外の水道管やガスボンベなど内部の温度上昇の抑制が必要な円筒状の設備に対し、これまでより簡単に施工することが可能になる。
実証試験では、最も水温差が出た10月24日14時時点において、外気温24℃のもと水温33.5℃の水を流したとき、通常の水配管の水温は38.6℃、一般的な帆布を施工した水配管の水温は31.9℃まで上昇。一方、チュービングを施工した水配管の水温は29.7℃と、通常の水配管と比較し、8℃以上の温度差および元の水温から約4℃の温度低下を確認した。また、さらに長い水配管を使用することで管内の水の滞留時間が長くなることから、放射冷却効果を受ける時間が長くなり、より水温が下がる可能性があると考えられる。
チュービングは幅40cm、60cmの2種類で、希望の長さにカット対応可能。長さは25mで、面ファスナータイプとファスナータイプの2種類を発売する。