2024年07月19日 19:00

メンテルは、竹中工務店と、6月から、省エネだけでなく生産性と快適性のウェルネスに配慮した個別空調制御を、オフィスビルを対象に開発する。

建物のCO2排出量は国全体の30%と言われ、特にエネルギー消費割合の大きい空調制御に削減の期待が寄せられている(エネルギー白書2023より)。一方で、働き方改革やワークライフバランスが重視される中、省エネだけでなくウェルネスに配慮したオフィス環境のニーズが高まっている。オフィス環境への要求が高まる中、ユーザーの趣向を考慮して省エネとウェルネスを両立した執務空間をいかに提供するかなど課題が顕在化しつつある。

メンテルと竹中工務店は、新たにオフィスの個別空調をウェルネスに配慮して自動制御できる機能を開発することで、これらの課題に対するソリューションを提供。これにより、オフィスワーカーの趣向に応じて省エネとウェルネスの比重を変えながら、個別空調の自動制御を実現する機能を開発する。本機能によって、「気象条件などに応じて空調の設定を変更する手間を省略」「省エネとウェルネスに関するユーザーの趣向を自動で反映」「ワークライフバランスを重視した空調の制御で生産性を向上」といった価値をオフィスワーカーに提供する。

今回の個別空調制御に関する取り組みでは、2024年内にAIを活用した制御の実用性をシミュレーションにて検証する予定。その後、2025年内にシステムへの実装を目標に、実用化に向けて開発を継続する。

メンテル / 竹中工務店