2024年07月17日 16:00

業界最多の講座数を誇る日本最大規模の金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」(GFS)は、全国20~60代の男女2000名に、投資と新NISAに関するアンケートを行った。
調査によると、日本人の10人に1人が新NISAをきっかけに投資を開始したことがわかっている。その背景としては、老後2000万円問題など「老後の資金を増やすため」という理由が1位にあげられた。そのほかにも「国や自治体/知人/TV/銀行や証券会社」から薦められて新NISAを開始した人も多くいる。そこで、こういった、新NISAをきっかけに投資を始めた人を「新NISA参入層」とし、それ以前から投資をしていて新NISAを利用している人を「既存投資層」としてその両者の投資に関する意識を比較した。
まず「国や自治体/知人/TV/銀行や証券会社」から薦められて投資を開始した新NISA参入層の割合は、以前から投資を行っている人より約3倍多かった。また、新NISA参入層の約65%が現状の運用成績に対して不満があると回答。その要因として「半年~2年と短期間での運用を想定している」事が考えられる。さらに、投資先を選定する基準が他の人からの薦めに依存し、投資に関する勉強をしていないが自信を持っている人が多いという傾向があることがわかった。
GFS校長市川は、新NISAきっかけで投資を始めた人たちの傾向を受け、他責的投資傾向の強い「にわか投資」状態に警鐘を鳴らしている。