2024年07月08日 10:05

Emposyは、Stable Diffusion向け拡張機能「Similarity Sifter」を6月30日に開発・リリースした。

AIによる画像生成技術の進歩により、同一人物の画像を大量に生成することが可能になった。しかし、生成された大量の画像の中から同じ人物の画像を選び出す作業は、これまで人間の目に頼らざるを得ず、時間と労力を要していた。

Emposyが開発した「Similarity Sifter」は、この課題に対する新たなアプローチを提供する。この拡張機能は、人気の画像生成AIであるStable Diffusionに組み込むことで、生成された画像群から同一人物の顔を持つ画像を効率的に選別し、類似度順に並べ替えることができる。

「Similarity Sifter」は現在、Stable Diffusion WebUIの拡張機能として無料で公開されている。インストール方法や詳細な使用方法については、以下の記事、「本気で同じ顔を量産したいなら、これだけ見ればOK 【Stable Diffusion顔固定の徹底解説】」、「Stable Diffusionの画像生成の時に類似度を計算してくれる拡張機能を使ってみた」を参照。

この技術により、AIを活用したコンテンツ制作の効率化が期待される。広告やマーケティング分野では、同一モデルの様々なポーズや表情を効率的に生成・選別することが可能になる。エンターテインメント業界では、キャラクターデザインの一貫性を保ちながら、多様なバリエーションを探索する作業が効率化される。

Emposy