2024年07月01日 19:31

廃漁網のアップサイクルで新しい製品を開発するamuは、digglueの会社間での情報連携ができるトレーサビリティシステム「MateRe-Traceability(マテリ・トレーサビリティ)」を導入。amuが販売する製品がどのようなプロセスを経て生まれ、どのような素材の漁網や人手が関わったのかを明確にすることで、消費者が主体的にアップサイクルに参画できる社会を実現する。
amuは、廃漁網の回収・アップサイクルを事業とし、現場での廃漁網回収や運搬・回収後の漁網管理やリサイクル材の生産に至るまで全て自社管理の下で行っている。そこで、「MateRe-Traceability」を活用することで、廃漁網の回収からリサイクル材の生産に至るまでのプロセスをトレーサビリティ情報に基づいて適切に管理することが可能になる。
「MateRe-Traceability」を活用して得られるトレーサビリティ情報は、同社素材ブランド「amuca(R)」がどの地域で回収した廃漁網を使用しているか、および100%漁網由来であることの透明性を担保。
また、将来的には集積地域、漁網提供者、回収量などを見える化して消費者への発信や訴求に活用することで、再生材の価値を高める。同時に、消費者の関心や参加を促進することにより、海洋プラスチック問題に向けたサーキュラーエコノミーの取り組みを効果的に推進していく。