2024年07月01日 19:00

リクルートは、7月1日より和歌山県白浜町において地域の観光課題可視化サービス「じゃらんエリアダッシュボード」の提供を開始した。
「じゃらんエリアダッシュボード」は、旅行情報サービス「じゃらんnet」の「宿泊」、「遊び・体験」、「口コミ」の統計データと、お店の決済サービス「Airペイ」「AirペイQR」の決済統計データを可視化し、地方自治体やDMOが観光施策の立案や効果検証を行うための支援ツールだ。
白浜町は関西地方を代表する観光地で、美しい白砂で有名な「白良浜海水浴場」をはじめ、数多くの観光資源に恵まれている。しかし、観光客の多くが夏季に集中していることから、夏季以外での観光誘客の促進が課題となっている。こうした課題に対し、定量的な現状把握と課題要因等の特定を行うために、「じゃらんエリアダッシュボード」を活用してもらうことになった。通年型観光地を目指し、夏季以外の集客課題を可視化、適切な打ち手を検討する。
具体的には「じゃらんnet」の予約実績データと先々の宿泊予約データを分析することによって、誘客したいターゲットの特定に取り組む。加えて、「じゃらん遊び・体験予約」の予約実績データや口コミ情報から、観光地としての魅力や、旅行者の評価を分析し、新たなアクティビティや体験コンテンツの充実も図る。また、夏季においても一層の誘客を図るため、海水浴以外のアクティビティの充実や、白浜温泉の周辺地域への周遊を促し長く観光を楽しむ施策も検討していく。