2024年07月01日 12:41

AMDlabは、建築設計者向けサービス「WEBBIM(ウェブビム)」の先行リリース版を提供開始する。

現在、建築設計業務において、BIMの導入が推進されている。しかし、普及率は48.4%、BIMの活用によるメリット・効果を大きく感じる利用者の割合は41.2%に留まっている。このような状況に至る理由は大きく2つある。まず一つは、高度な技術や高価な機器とソフトウェアが必要とされること。特に中小企業や地方の事業者にとって、これが導入の障壁となっている。もう一つの理由は、BIMを活用しても業務効率化が十分に進まないこと。現場では企業ごとに異なるBIMの運用ルールが定められ、担当企業が変わるたびに図面データの調整が必要。また、高度な計算には専用ソフトウェアが求められ、異なるソフトウェア間でのデータ移動も設計者の負担となっている。

「WEBBIM」はその名が示す通り、ブラウザ上で利用可能。高価なパソコンを必要とせずに動作するため、導入コストを削減できる。また、先行リリース版では、専用ソフトを使用することが一般的な「ボリューム検討」を機能として備えている。ボリューム検討時に作成した図面を建築設計段階でもそのまま利用できるため、図面の再作成は不要。さらに、「建物カルテ」に入力した情報も自動連携されるため、文書情報と設計図間の整合性を確認する手間が軽減できる。先行リリース版では、建築のボリューム検討に必要な日影計算機能と簡易的な作図が可能だ。

7月からユーザー数限定で提供開始。

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