2024年06月28日 19:50

このたび、沖縄県那覇市松山にある夜間保育園を事業譲渡にて買収し、8月に認可外保育施設「ビリーブ・ハウス」を開園するため、「アヴァンギャルド」が設立された。

沖縄県は沢山の課題が凝縮された場所でもあるが、中でも貧困率は深刻で、平均年収は377万円で東京都の約65%。非正規雇用率は45%でかつ離職率も高く、特に若年層の離職が目立つ。最低賃金は全国平均よりも低く、842円でこちらも全国最下位、母子世帯の割合は全国1位。日本が最もお金を使う県なのに、日本で最も貧困が多いという状態になっている。

このたび事業譲渡で買収された保育園があるのは、那覇市松山。約1.5平方キロメートルのエリアに、約1000軒の飲食店が密集する沖縄県最大の歓楽街で、早期出産、離婚したシングルマザーなど、生活に困窮する女性たちが働いている。そしてその女性たちが子ども預ける夜間保育園を事業譲渡で買収し、日本の社会課題を凝縮したようなエリアでの開園が決定した。

夜働く女性のための夜間保育だが、幼少期の活動が人の根本を作るのも事実。1~6歳までが子どもの人格形成や思考力の土台を作り、生涯にわたって影響する重要な時期となる。幼児教育を行うことで、さまざまな経験を通して知的かつ情緒的に発達していく子どもたちの人生を豊かにするための基礎を身につけることが可能。現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で、園内装の改装工事のための資金調達を行っている。詳しくはこちら