2024年06月26日 19:28

ホテル三日月とアルハイテックは、世界初のグリーンな水素火力発電システムを構築し、化石燃料によらないサステナブルなリゾート事業におけるロールモデルとするべく、2026年の稼働をめざす。また、本事業化に伴い、6月26日に両社による戦略的パートナーシップ契約締結式を実施した。
本事業は、回収したアルミ付き包装容器やアルミ箔、工場などに余剰する低品位な廃アルミを、アルハイテックの水素製造装置を用いてグリーンな水素で発電する電力として活用する構想。副産物であるグリーンな水酸化アルミは、地域の工業原料として活用し、資源循環社会の一端を担う計画となっている。
ホテル三日月では「世界的なサステナブルリゾート化計画」を掲げている。一方、アルハイテックは、廃アルミ由来のグリーンな水素エネルギーで、世界が目指すカーボンニュートラルに寄与。両社協力して事業を確立し、原料となる廃アルミの仕入れ、水素及び水酸化アルミニウムの製造と販売を行い、水素による火力発電を実施する予定。アルハイテックはオンサイトサービスとして廃アルミから水素および水酸化アルミを製造。ホテル三日月はそこから得た水素による電力を、サステナブルなリゾート事業にて活用することを検討する。
地域ぐるみによるサステナブルな活動を通じて、「オーガニックなまちづくり」に貢献。また、ホテル三日月とアルハイテックなどの参加による事業体制をつくり、安定した水素と水酸化アルミを活用した地域活性をめざす。