2024年06月26日 12:50

BRANU(ブラニュー)は、建設業経営サポートAI「BRANU BRAIN」プロジェクトを開始した。

建設業は材料費や職人への報酬が先行するうえ、支払いサイトも長いため工期の遅延や代金回収が遅れるとキャッシュフローが悪化しやすい業種だ。中小企業はリソース不足の観点から人材や時間を捻出するのが難しいほか、社内データ量も少ないため不透明な経営をせざるを得ない状況にあり、黒字倒産などに繋がるケースも散見される。ブラニューはこの課題に取り組むため、建設中小企業群の保有データを統合し、経営予測・施策立案をAIによって自動化する、建設業経営サポートAI「BRANU BRAIN」プロジェクトを開始した。

「BRANU BRAIN」は、同社の「CAREECON Platform」を利用する5000社以上の建設中小企業の保有データを秘匿性を担保したうえで統計データとして集約。単一ではなく企業群として不足情報を補完し合うスケールメリットを活かすことで、大企業を上回るデータ量による高精度・高感度AIモデルを構築する。機械学習モデルは自己回帰を軸としている。このモデルは過去データを分析し、現時点の予測を行うトレンド予測を得意としており、利益予測や工程遅延などの予兆を素早く把握し、事前に対策を講じることに役立つ。大規模統合データをもとに、生成AIによってアウトプットされた予測やコンテンツはCAREECON Platformの各機能へフィードバックされる。

BRANU