2024年03月25日 19:42

プレイネクストラボは、鹿児島県伊佐市LINE公式アカウントのリニューアルに「スマート公共ラボ for GovTechプログラム」を活用し、3月25日より一般公開した。

伊佐市ではかねてよりLINE公式アカウントを活用し、防災情報を中心とした情報発信に取り組んできた。今回のリニューアルでは、主に3つの機能(チャットボット機能・セグメント配信機能・避難所検索機能)が導入され、大幅な進化を遂げた。

今までは市からの一方的な情報発信となっていたが、今回のリニューアルでは住民による画面操作で情報取得ができるようになった「チャットボット機能」を搭載している。「家庭ごみの分け方・出し方」では、「ごみの一問一答機能」を搭載。LINEのトーク画面に直接「ペットボトル」「食品トレイ」などの破棄したいごみの具体名を入力することで、分別方法や捨てる際のコツを自動返答する。

また、これまではLINEに登録している全ての住民に送られていた配信だが、リニューアル後からは欲しい配信カテゴリーを「受信設定」に回答することでカスタマイズすることができる。住民がほしい情報に絞って配信ができるため、市からの情報発信がこれまで以上に効果的になることが期待される。

「避難所検索機能」は、チャットボットの案内に従って自身の位置情報をLINEに送信することで、近くの避難所施設を案内する機能。普段から近くの避難所を確認しておくことができ、万が一災害が発生した際は検索した避難所の開設状況を知ることが可能だ。