2024年03月22日 16:30

私立新留小学校設立準備財団は、ソーシャルグッドに特化したクラウドファンディング「For Good」を通して、新たな学校づくりへの参加・応援プロジェクトを3月22日より開始した。鹿児島県姶良市の小さな廃校を舞台に、新たな小学校づくりを進めていく。

本プロジェクトでは、「学校は、地域という大きな生態系の一部であり、ハブである」という視点から、廃校を再び開校し、小学校をつくる。旧新留小学校の校舎を舞台に、一条校(学校教育法第1条に定められた学校)の私立小学校として2026年4月の開校を目指す。名称は元々の名前である「新留小学校」を引き継ぎ、生徒数72名程度の規模を想定。

また学び場を軸に地域のコミュニティと経済を再生していく。近隣の生産者と連携した給食、まちに開かれたランチルームなど、地域に暮らす人たちと共に学びの環境をつくる。小学校を真ん中に、「半径300m」「半径3km」「半径30km」、さらに広い世界へと広がりが生まれていくことで、一次産業をはじめ、地域のコミュニティや経済を再生させる。

さらに、これらの実践から生まれる知見を社会に共有し続けることで、今回の新留小学校にとどまらず、各地の公立小学校や教育制度がより豊かになっていくためのキッカケを生み出す。また、全国の過疎地域にある小規模校が廃校にある「前」の段階から動き出しはじめることで、学校を軸に地域の可能性を引き出すという選択肢を提案する。プロジェクトはこちら