2024年03月07日 12:51

本郷飛行機は、複雑な操縦を必要としない、屋内高所点検用の自動飛行ドローン「P250-EV」の販売を開始する。
従来、点検業務などを目的とした複雑なドローン飛行には、資格を持ったプロのドローンパイロットが必要だった。また、高所の点検には足場を設置したり、梯子をかけなければ業務ができない、など、多くのコストやリスクがかかってきた。
「P250-EV」は、専用の離着陸ポートの上であれば、簡単な操作で上昇・下降・旋回ができる自動飛行のドローンだ。機体を目的の高さと向きに合わせたら、操縦から手を離しても大丈夫。その場で安定して飛行し続ける。ドローンの更なる社会普及を目指し、屋内での自動飛行ドローンがもっと気軽に試せるよう、誰でも操縦ができる「P250-EV」の販売を開始する。
「P250-EV」は、地下空間やトンネル、倉庫、エレベータ内など、屋内や暗所の目視点検の補助を目的に開発された。離着陸ポートを設置する際、壁からの距離や室内環境の明るさなどに注意をする必要があるが、気軽に飛行と操縦ができるため、エレベータなどのワイヤーや、高所のクラック確認など、屋内での点検業務や撮影業務などのシーンに活用が期待される。場所や環境にもよるが、15m程度まで上昇が可能。暗所でも点検対象物が確認できるよう、LEDライトの点灯機能が搭載されている。