2024年02月21日 15:25

バカンは、AIカメラを用いて、秩父市の市営三峰駐車場の混雑を可視化する。秩父市にある三峯神社は、年間約50万人の参拝者が訪れる、関東屈指の人気の神社。そのため同神社最寄りの市営三峰駐車場及び周辺道路は、連休や紅葉シーズンに多くの観光客が訪れることで混雑/渋滞が発生しており、観光者及び近隣住民に与える影響が課題となっている。

今回の取り組みは、バカンが提供する混雑抑制プラットフォーム「VACAN(バカン)」を活用し、市営三峰駐車場及び周辺道路の混雑状況を可視化する。VACANでは様々な方法で空きや混雑を検知/配信/管理できるが、今回は駐車場の出入り口(1カ所ずつ)にAIカメラを設置し、混雑状況を検知。また、駐車場から約300m手前道路と、約2.2km手前道路の2カ所にもAIカメラを設置して周辺道路の渋滞状況を検知する。

取得された混雑情報は、バカンが提供する専用ポータルウェブサイト「VACAN Pages」上と、マップ型混雑情報配信サイト「VACAN Maps」で発信する。「VACAN Pages」では、混雑状況だけでなく飲食店や土産店等の情報、「VACAN Maps」では、トイレの場所の情報も加えて表示する。

なお市営三峰駐車場に設置したAIカメラでは、駐車車両のナンバープレートの地域分類情報、駐車日時、曜日、時間帯のデータが取得可能。車両の来訪エリアや平均滞在時間等が分析できるようになり、今後、観光施策等の検討に活用していく。