2024年02月16日 16:30

令和5年度長崎県商店街魅力向上支援事業を受託し、令和5年6月より支援を行ってきた三角形社では、きたる2月24日に事業報告会を開催する。
平和町商店街は、原爆公園、平和公園、原爆資料館など被爆遺構に囲まれ、また復興のシンボルである浦上天主堂の目の前の商業エリア。市場のほか、衣料品、銀行、生鮮食料品店など約50店が加盟している。とりわけ山里観光市場は最盛期には23店舗がひしめきあい、人がすれ違えないほどの賑わいで、市場は商店街や地域に住む人の中心だった。しかし現在営業している店舗は4店舗(八百屋、総菜屋、魚屋、肉屋)までに減り、その4店舗は「くの字」型の真ん中から半分に集まっている。
同社では関係者による月1回のワークショップ、長崎県主催のアイデアコンテストとの連携、長崎市の空き店舗補助金の活用を経て、コンセプトづくりと改装に着手。活動の拠点を求めている若者とのつながりや平和活動の団体が見えてきたことで、個人や団体が集まったり発表したり、日々の活動を行える場所「コ・アクティングスペース」として運営を行う。
このたび事業の締めくくりに、事業報告会を実施する。県のコンテストに参加した「ひと箱古本市」や「BMX体験」、話し合いに参加した「笑展街プロジェクト(カフェの運営)」や「ピースTシャツ(通称:ピーシャツ)の販売」などを予定している。