2024年02月14日 15:55

アンテナファーストは台湾ENNORISE(樺旭能源)と共に、V2Hと連携できる蓄電システムを開発した。この蓄電池は、蓄電池本体にEVの充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」に対応した充電口が設けられており、そこにV2H設備の充電ガン(充電コネクタ)を差し込むことで蓄電する。まさにEVにチャージする感覚で蓄電することができる。
これまでは「走る蓄電池」としての役割を期待してEVに乗り換えても、太陽光発電設備でつくった電気をEVに蓄電するためには、日中そのEVを走らせることができないというジレンマがあった。この問題を解決するためには、別途、蓄電池を設置することになるが、そのためには大きな手間とコストがかかってしまっていた。
アンテナファーストの蓄電池はV2H設備の機能がそのまま生かせるので、別の機器を追加購入することなくシステムを構築することができる。充放電は充電ガンで行うので、設置にあたって面倒な配線作業も必要ない。V2H新規導入時にはもちろん、増え続ける後付けニーズに最適な製品の1つとなる。
さらに同蓄電池は、蓄電容量40kWh~80kWhという大容量。これだけの蓄電容量があれば、住宅だけではなく集合住宅やコンビニエンスストア等の店舗であっても「電気代0円」が可能。V2H化を進める集合住宅や企業にとっても、この大容量と導入のしやすさは大きな魅力となる。