2024年02月01日 12:50

キンコーズは、中島商店、中川製紙と2023年11月に開始した「石川県 紙の地産地消プロジェクト」で生まれたオリジナル用紙の商品名を、「おきあがみ」に決定した。
本プロジェクトは、石川県内で回収された紙資源を再生紙にして、石川県内で利用するというもの。中川製紙が再生紙の「オリジナル用紙」を生産し、中島商店が流通を担当。キンコーズ・金沢尾山神社前店でオンデマンド印刷サービスに「オリジナル用紙」を利用し販売する。
プロジェクトから生まれたオリジナル用紙の商品名を一般公募したところ364点の応募があり、歌人である麻倉遥(あさくらはるか)さんの「おきあがみ」が選ばれた。名称の由来は、石川県の希少伝統工芸「加賀八幡起上り」。和紙で作られた縁起物であり、また「起き上がる」は「再生」に通じることから相応しいモチーフとして選んだという。
ひらがなとした理由は、親しみやすさに加え、「紙」と「神」を掛け、ものを大切にする日本人のゆかしい心を表現するため。麻倉遥さんには賞品として「おきあがみ」を使用したキンコーズでの印刷・加工10万円分利用券がプレゼントされる。
このたび、「おきあがみ」の売上金の一部を、日本赤十字社を通じ能登半島地震の被災地支援の義援金として寄付することを決定。さらにこの活動を広げるために、石川県内で「おきあがみ」を販売したい事業者を募集。地元の企業や小売業者が参加し、地域で広く活用することで、地産地消の促進と地域経済の活性化に寄与することを目指す。