2024年01月30日 19:42

ワイ・ディ・シー(YDC)は、製造現場での不良検出漏れや過検出を抑制し、検品業務の大幅な効率化を実現するAI画像解析サービス「SearchMaru」の提供を1月31日より開始する。
製造業の検査工程では、目視検査による「不良見逃し」「全製品を検査したいが人的リソース不足」「製造条件の変更や新品種立上げにすぐ追従できない」など、多くの課題がある。一方、AIによる検査を導入しても、保守運用に必要なITやAIのスキルを持つ技術者の不足により十分に活用できていないケースも多く見受けられる。こうした課題に対応し、YDCは、AI画像解析サービス「SearchMaru」を開発した。
「SearchMaru」は、検査装置から製品の撮像画像または検査画像を受けると、AIで自動的に不良の種別ごとに画像を分類する。分類結果と実績データやプロセス値などと紐づけることにより、不良の要因解析やリアルタイムでの不良検知を実現する。
ノーコードで自在に検査・学習モデルの設定や変更ができるため、ITの知識がなくても運用や管理が可能となる。さらに、大量のサンプル画像は不要で少量の画像から始めることができる。
また、YDCが1995年より提供している製造データ活用基盤YDC SONARやBIツール等との連携により、不良要因の解析やリアルタイム監視等、工程間・拠点間のデータを横断的に解析しさまざまな課題解決に活用することが可能となる。