2024年01月26日 15:59

CAMPFIREは、令和6年能登半島地震により被害をうけた輪島塗業界の復興を支援するため、寄付金の募集を開始した。集まった支援金は決済手数料5%(税別)を除く全額を輪島漆器商工業協同組合へ寄付し、事業所や工房の再建を支援する。
令和6年能登半島地震により能登半島全域で深刻な被害が出ているが、中でも輪島市では、揺れによる大きな被害が出ている。また観光名所である輪島朝市の周辺一帯では大規模火災があり、日本の代表的な伝統工芸でもある「輪島塗」に影響が生じている。石川県の発表によると、輪島漆器商工業協同組合に加盟している103社のうち、12の組合員の事業所が火災で消失。ほぼ全ての組合員の工房や事務所に大きな被害が出ているという。
輪島塗は124もの工程を経て作られる。分野ごとに完全な分業制を取っており、一つの商品の完成には複数の職人が関わっているため、輪島塗の復興には携わる全事業所の再建が必要。今回の甚大な被害で、これらの技術の継承も断ち切られる危機にも直面している。
これらの状況を踏まえ、伝統ある文化を継承し携わる職人のなりわいを支えるべく、伝統的工芸品産業振興協会協力のもと、輪島漆器商工業協同組合と連携。被災した関係者に代わって、CAMPFIREがプロジェクトオーナーとなり、クラウドファンディングを立ち上げることとなった。本プロジェクトは1000円から支援できる。募集期間は1月25日~4月12日。プロジェクトはこちら。