信和グループ・信和ホテルズが運営する「ホテルプラザ神戸」は、ホテル館内でのいちごの水耕栽培システムについて、神戸大学と産学連携プロジェクトを行っている。このたび、年間を通して国産いちごの安定供給を目指して、いちごの水耕栽培システムのクラウドファンディングプロジェクトを開始する。

イチゴの供給は季節や気候に大きく依存し、特に夏場は供給が不安定。これにより、多くの人々への供給が確保できない現状がある。さらに、室内でのイチゴ栽培やイチゴ狩りのノウハウは非常に少なく、その可能性は未知数。本プロジェクトでは、ホテルプラザ神戸を拠点に、室内でのイチゴ栽培の研究と開発を行う。

資金は、水質検査や各種試行錯誤の実験費に充てられる。成功すれば、1年中、ハイヒールでも車いすでも楽しめる室内イチゴ狩りが可能になる。さらに、このシステムが成功すれば、農家の夏イチゴ栽培にも応用可能と考えられ、通年イチゴの供給が一層安定し、多くの人々を楽しませることができる。

本システムに関しては過去の事例が少ない状況のため、神戸大学大学院 農学研究科助教 小山竜平さんよりの教示のもと、室内いちご通年栽培に挑戦。ホテルの一部を改修し、約185平方メートルの部屋で千株のいちごを育てており、室内でこれほど大規模に育てるのは業界初の取り組みとなる。プロジェクト詳細はこちら。