2023年12月12日 12:59

宮崎県は、雇用就農の受入れ・定着促進を目的として、派遣会社に委託の上、県内の複数の農業法人で農業を体験できる「お試し就農」の参加者を2024年1月31日まで募集する。

全国トップクラスの快晴日数、日照時間、降水量を誇る宮崎県では、野菜、果物、畜産など多種多様な農業生産が行われている。一方、自分で農業をしようとなると、農地や機械など大きな投資を伴い、参入のハードルが高いのも事実。「お試し就農」は、宮崎県が独自に実施している事業で、最大3カ月間、複数の農業法人等で農業を体験できる。農業法人等との合意が得られれば、その法人でそのまま継続雇用も可能。受け入れ先として約70社(個人農家も含む)が登録されており、参加者の希望条件にマッチした法人を提案する。

「お試し就農」の流れ(イメージ)は、1.スープル宮崎支店(宮崎県委託先)に登録、2.職場見学、3.農業法人A(果樹)でお試し就農、4.農業法人B(野菜)でお試し就農、5.働きたいと思った農業法人Aで継続雇用(継続雇用の希望は任意)。2022年度は66名(県内49名、県外17名)が参加し、うち42名が農業法人等へ直接雇用された。

給与は、時給960円(月給例:960円×8時間×20日=15万3600円)。派遣先は宮崎県の農業法人等(約70社。野菜、果樹、畜産など様々な分野あり)。募集期間は2024年1月31日まで。

「お試し就農」公式サイト