2023年12月06日 09:05

ナショナルデパートは、ホームプロダクト事業の一環として、神社崇敬会が監修した、3Dプリンティング神棚の製造販売を開始する。12月中には都内に店舗もオープン予定となる。

「Shrine.」は、神社を支える新しい形として、海外進出を見据えた神棚のスタンダードを創造する。バイオプラスチック製の神棚コレクションは、伝統的なデザインとモダンな形状を融合させ、環境に配慮した新しい神社の発信に貢献すると考えている。

日本全国には神社本庁に登録された神社が約8万社存在するが、少子高齢化や地域コミュニティの変化により、多くの神社が運営や維持に苦慮している。神社崇敬会は、昔から神社を支えてきた「崇敬会」の仕組みを利用し、お神札(お札)の流通を通じて神社を支える事業を展開してきた。2024年の海外進出に向け、世界で通用する新しい神棚のスタンダードを創出する必要があると考え、「Shrine.」の立ち上げに至った。

「Shrine.」の神棚コレクションは、従来の神棚デザインを引き継ぎつつ、洗練されたモダンなフォルムで構成されている。また、材料にはトウモロコシから作られた再生可能なバイオプラスチックを採用し、世界に向けて新しい神社の発信に貢献することを目指す。

12月中に都内にショップをオープン予定で、8000パターンの色の組み合わせから選んで注文後、3Dプリンタでオンデマンド製造する「オンデマンド神棚」サービスも提供予定となる。神棚ショップについての詳細は年内に順次リリース予定だ。