東横インは、不要になったフロントの旧制服を回収し、アップサイクルして製作した時計を、11月末より国内の全ホテル（一部ホテルを除く）に順次設置。また、公式メールマガジンやLINEから応募した人に抽選でプレゼントする。

東横INNは2022年12月、フロントスタッフの制服を一新した。これに伴い、不要となった旧制服は約5トン。「地球の未来を考えたホテルづくり」に取り組む企業として、旧制服を新たな価値ある物にアップサイクルすべきだと考え、新しい制服を製作したオンワードコーポレートデザインに相談。廃棄繊維由来の内装パネル「PANECO」を製造するワークスタジオ社と共同で、旧制服のアップサイクルに着手した。

そこで誕生したのが、旧制服の繊維を90％以上使用し、「PANECO」と呼ばれる繊維リサイクルボードを文字盤にしたオリジナル時計。パンツやキュロットの黒系の布片と、女性用ジャケットのピンクやイエローの布片を混ぜ合わせているので、ボードの色合いや模様が一つひとつ異なり、2つとして同じ時計はない。古くなったら文字盤を再び粉砕し、成型することでリサイクルが可能となっている。国内全店（一部ホテルを除く）のロビー、フロント、朝食会場、ラウンジなどに順次設置し、宿泊客に出発の時を知らせる。

なお、このアップサイクルへの取り組みを通じ、一人でも多くの人にサステナビリティへ関心を持ってほしいと、抽選で5名にオリジナル時計をプレゼントする。詳しくはこちら（12月7日配信号）。