2023年11月16日 19:00

メルカリは11月16日より、日本財団の協力により、家庭内で使わなくなったモノを分別しておく「メルカリエコボックス」1万5300個と、「メルカリ」の発送に使える梱包資材4万5900個を作成。全国23の自治体と共同で、希望者に配布する「捨てるをへらす」取り組みを開始する。

「メルカリエコボックス」は、家の中に眠っている「もう使わなくなったけれど捨てられないもの」を「見える化」し、一時的に保管しておくための箱。メルカリグループが2022年5月30日の「ごみゼロの日」に合わせて、蒲郡市(愛知県)と加茂市(新潟県)で各300個の「メルカリエコボックス」配布を実証実験として開始。74%が不要品を入れ、うち55%がリユースを実施したという結果が出ている。

また、メルカリ総合研究所で2023年10月に実施した調査で、日本の家庭に眠る「かくれ資産」の総額を推計したところ、日本全体の総額は推計約66兆6772億円、国民1人あたりの「かくれ資産」は約53.2万円であることが分かった。加えて、これからの季節に行われる大掃除で捨てられるモノについても推計しており、捨てる予定の不要品を売却すれば、1人あたり平均約8.5万円になることが分かっている。

今回の取り組みにより、自宅にある使わなくなったモノに価値があることを知ってもらい、「捨てる」以外の選択肢を提案することで、捨てずに誰かに譲る、資産に換える体験を広げていく。