2023年11月15日 20:02

滋賀県立琵琶湖博物館は、11月15日より、2月に発生した大型水槽破損からの水族展示室の復旧に向けたクラウドファンディングを開始した。
2023年2月10日、ビワコオオナマズを展示していた大型水槽が突然大破する事故が発生した。幸い人的被害はなく水槽の中のビワコオオナマズも無事だったが、安全確保のため水族展示室を閉鎖せざるを得ない状況に。その間、すべての水槽の安全点検を行ったところ、10個以上の水槽のアクリルに小さなクラック(ひび)が見つかった。
現在、水族展示室は開室しているが、クラックがみつかった水槽は水を抜き、水槽に入っていた魚たちは臨時に設置した小さな水槽などで展示をしている状態。その中には琵琶湖博物館の水族展示室のシンボルとも言える「トンネル水槽」も含まれている。
トンネル水槽はフォトスポットとしても人気であり、多くの来館者から早期復旧を待ち望む声や支援を申し出る声が上がっている。雄大な琵琶湖で泳ぐ姿に少しでも近い姿を見てもらうために、また訪れる人々に安心して展示を見てもらうためにも、復旧にあたり県からの予算に加えてクラウドファンディングに挑戦することとなった。
本プロジェクトは2期にわけて実施の予定。今回のクラウドファンディングはその第1弾で、集まった支援金はトンネル水槽のアクリル窓交換に向けた使用を予定している。実施期間は11月15日~2024年1月31日23時。目標金額500万円。詳しくはこちら。