2023年11月14日 15:30

FastLabelは、AI開発用途に被写体から利用承諾を得ている権利クリアなスポーツ動作動画データセット1920本の販売を11月14日より開始した。

同社は、2020年1月の創業以来、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供を主力事業として展開。現在ではデータセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援するサービスおよびシステムを提供している。画像に関する生成AIは、活用の可能性が期待されると同時に、AI倫理の観点から被写体からAI開発への利用承諾を得ていることがAIに使用するデータとしての利用条件となるケースが増えている。しかし、AI開発に必要となる多量のデータを権利クリアに収集することは容易ではない。そこで、AI倫理を遵守しながら、AI開発の高速化も実現できる短納期でのデータ提供を可能とするため、今回の権利クリアなスポーツ動作動画データセットの販売に至った。

今回、日本人モデルに対して、データ取得およびAI開発への利用に関する同意を得た上で、人物を囲む形で12個のカメラを設置し撮影を実施した。同社の販売するデータセットは、データ取得およびAI開発への利用に関する同意書を「すべての被写体」から取得している。また、これまで同社が支援してきた実績とAI開発への深い知見を活かし、利用用途に合わせたトリミング処理や印象分類、アノテーション等のオプションも提案可能だ。さらに、販売しているデータセットは、AI開発を行っている顧客の要望に沿って収集したデータであるため、実際のAI開発に活用しやすい撮影要件となっている。

FastLabel