2023年11月14日 15:23

クラフターは、同社が提供する、ChatGPTをビジネスで安全に活用する業務効率化ツール「Crew」の広島県府中市役所との実証実験を11月より開始した。

ChatGPTを始めとした生成型AIを利用する際、登録している従業員の管理や外部への情報漏洩などのセキュリティ対策に課題がある。「Crew」は、企業・行政がChatGPTを手軽に安全に使えるサービス。「Crew」は高度な権限管理やセンシティブな情報の検知、グループ共有、社内書類の管理等の機能が特長だ。

府中市では、デジタル技術を活用した利便性の高い行政サービスの提供や、業務の効率化・省力化を目指しており、ChatGPTを始めとする生成AIは、同市の目指す姿に大きく寄与することが期待されている。一方で、誤った情報の生成や情報漏洩、他者の権利の侵害などのリスクもあると認識しており、その利用にあたっては、有用性とリスクの両面から検証する必要があると考え、実証実験を行うこととした。様々な生成AIサービスを検討する中で、入力するデータが生成AIの学習に利用されず、また、既存サービスでは提供の少ない、組織内のドキュメントを用いて回答を得られるサービスである、「Crew」を選定する運びとなった。「Crew」の実証実験目的及び概要は、組織内のドキュメントの内容を踏まえた生成AIの活用方法の模索。「Crew」の実証実験導入想定活用業務は、組織内のドキュメントや条例・規則の内容を踏まえた文書案の作成やアイデア創出、文書要約など。

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