2023年11月02日 09:44

コロワイドは、11月1日をもって、グループのセントラルキッチン(CK)含む全10工場で、食品リサイクル率100%を達成した。
コロワイドグループは、連結子会社でグループのマーチャンダイジングの要でもあるコロワイドMD管轄の4工場をはじめ、グループ全体で10工場を有している。これまでグループの主力CKである神奈川工場を除き、すべての工場で「食品廃棄ゼロ」を達成済だったが、今般、神奈川工場において、食材加工過程で排出される食品由来の廃棄物(=食品残さ)をメタン発酵処理し、バイオガス発電による再生可能エネルギーへと転換するとともに、メタン発酵処理後の残さを建築用のセメント製品としてリサイクルする業務委託フローが実装されたことに伴い、グループの全10工場で食品リサイクル率100%の達成が実現した。
神奈川工場では、従前より、個別に包装されて出てきた廃棄物を従業員が手作業により分別するなど、リサイクル可能な状態にするために相当の工数が発生していた。加えて、分別困難な廃棄物性状のものを焼却処理してきた経緯があり、そのいずれもが食品リサイクル率100%の達成に向けての課題となっていた。
神奈川工場におけるリサイクル業務委託の実装にあたっては、トータルコーディネーターとして市川環境エンジニアリング、食品廃棄物の収集運搬については処理運搬事業者として松屋フーズ、再生処理については処理業者として三菱マテリアル傘下のニューエナジーふじみ野、各社の協力を得た。