2023年10月23日 16:03

カレイドソリューションズは、企業研修向けのゲーム教材「ボスは貧弱」を開発し、11月1日より提供を開始する。本教材は、「逆パワハラ」がテーマ。「逆パワハラ」とはパワハラの一類型で、部下から上司へのパワハラを指す。
パワハラは優越的な地位があれば、上司であろうが、部下であろうが、主体によらず起こりうる。ところが、「パワー」には「権威/権限/権力」といったイメージがあるため、上司から部下へ行うものという誤解が根強い。また権威や権限や権力はパワーの一部に過ぎず、情報や専門知識、技術や人脈をもっていることもパワーになりえる。さらに、上司よりも人数が多いが故の数の優勢や、社内ルールや不文律を逆手に取るなど、豊富なバリエーションがある。
ところがパワハラ防止研修というとマネジメント層向けのものという認識が強く、一般社員向けのパワハラ防止研修や、そのための研修ツールは多くない。同社ではこうしたバリエーションを知ることで、職場における(逆)パワハラが減少し、心理的安全性の高い職場を作ることに繋がると考え、「ボスは貧弱」を開発した。
「ボスは貧弱」は、カードを用いた研修ツールで、カードには個性豊かなキャラクターとコミカルなイラストで「これってパワハラ?」と意見が分かれるような状況が描かれている。それらを用いてゲームをしながら参加者間の感じ方の違いを顕在化させ、意見交換を通じてハラスメントに対する学びを深められる。詳しくはこちら。