2023年09月07日 19:00

ダスキンが展開するヘルスレント事業は、親世代1000人、子世代1000人の計2000人を対象に、介護に対するアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に関する実態調査を行った。
本調査は、ダスキン ヘルスレントが「#いま親のいまを知ろう」をコミュニケーションワードに、いつか直面する介護 への備えとして、今から準備することの大切さをご紹介するプロジェクトの第二弾。昨年発表した第一弾では、親も子もお互いを気遣うばかりに親の「老い」に向き合えない親子関係が明らかになった。今回は、お互いを思う気持ちのすれ違いだけでなく、その根底にあるアンコンシャス・バイアスが介護や介護にまつわるコミュニケーションの妨げになっているのでは、という仮説のもとに調査を実施した。
調査によると、介護経験者のほうが「親孝行」「恩返し」「家族の絆」など、介護をポジティブに捉える傾向があることが分かった。介護のイメージは「負担が大きい」「つらい」などがある一方で、介護経験者は「親孝行」「恩返し」と捉えている。
また介護状態になったら、親自身は「できるだけ自立」「外部サービスを利用」と望むも、子世代は「家族で介護」と考える人が多かった。さらにお墓やお金の話はできても、「介護」の話はお互いしづらい、向き合えないといった傾向も。また、「家族が介護をすることは家族愛や親孝行の表れ」「家族に介護してもらえる方がうれしい」と考えがちな男性が多く、男女で意識差がみられる家族観バイアスが明らかになった。