株式会社「竹尾」では、紙のショールーム「見本帖本店」の2Fフロアにて、「NAGAI & TAKEO――永井一正デザインによる竹尾広告」展を開催中。

グラフィックデザイナー・永井一正さんが、47年間にわたりデザインし続けている、デザイン誌上の竹尾広告。毎号異なるファインペーパーを使用し、表面には永井さんのグラフィック、裏面にはその紙の紹介が記されている。「グラフィックデザイン」誌1977年No.67に始まり、86年に「アイデア」誌に引き継がれながら、現在も継続している長期シリーズ広告。本展では、その全作品・160点の実物を直にみることができる。

今回は、広告の元となった貴重なエッチング作品も同時展示。色が付けられグラフィック作品へと変貌をとげた広告現物（オフセット印刷）と見比べてみるのもおすすめ。通常、平日営業の「見本帖本店」だが、9月2日の土曜日は特別オープン日を設けている。詳しくはこちら。

なお、広告集「永井一正デザインによる竹尾広告集 vol.2, vol.3」の限定販売も実施する。ファインペーパー上に印刷された91年以降の広告現物を、2冊の特装本にまとめた広告集。広告現物を綴じこむ特別な作品集のため、100部限定で刊行する。永井一正さんの魅力あふれる作品と、竹尾のファインペーパーを同時に感じられる貴重な広告集、価格は3万8500円（税込）＋送料、限定100部。会場販売のほか、ウェブストアからも購入できる。