2023年08月31日 15:59

玄光社は、工場ウォッチ&工場写真撮影のためのガイド本「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」を、8月31日に刊行する。著者の小林哲朗さんは「身近な異世界」をテーマに、巨大工場や巨大建築物、地下空間、廃墟などを撮影した写真を発表している。中でも工場は重要なテーマとなっており、これまでに工場の写真集を3冊と、工場撮影の技法書を刊行。

そんな小林さんが満を持して上梓するのが本書。日本全国の工場を訪ね撮り歩いた中から、45都市・114の撮影ポイントを選び、そこで撮った写真とともに情報を紹介する。本書では、撮影の技法解説はコンパクトにまとめて、ガイド本としての役割を重視した構成になっている。ガイドのページに掲載した写真には短い解説と撮影データが添えられ、適宜ワンポイントアドバイスが入る。

巻頭は小林さんの工場写真ギャラリーになっていて、写真集としても楽しめる。工場を見に行くための本だが、なかなか行けない場所は写真を見て行った気分になるのも一興。紹介する撮影ポイントは一般人が容易にアクセス可能な場所に限定し、掲載写真も全て工場敷地外から撮影したもの。工場ウォッチャー&撮影者の増加が事故やトラブルにつながらないよう、法規を守った節度ある行動を呼びかけている。また夜間は暗い場所からの撮影も多いので、その対策にも言及した。定価2500円(税別)。

なお、大阪のロフトプラスワンWESTにて、本書の発売を記念したイベントも開催される。詳しくはこちら