2023年07月31日 15:49

日鉄エンジニアリングは、2023年度「情熱・先端Mission-E」のキックオフイベントである任命式を、関東地区と九州地区において各々開催した。「情熱・先端Mission-E」は、中高生が学校で学んだ知識・理論を駆使して社会課題の解決に挑み、エンジニアリングという仕事に対する理解を深め、将来の進路選択に役立ててもらうために開発された、同社独自のプログラム。

同社のエンジニアがアドバイザーとなり、8ヵ月間にわたって講義やワークショップ、学校訪問などを通じて生徒たちの挑戦に伴走し、来年3月にコンテスト形式で最終審査を行う。関東地区では「スペースアーキテクチャープロジェクトとして、「柱のない巨大で丈夫な空間構造物」の設計・製作に挑戦。九州地区では、エコロジープラントプロジェクトとして、「廃熱を利用する未来の工場」の設計・製作に挑戦する。

同社は、特に「エンジニアリング」を実際に体験しながら学ぶSTEAM教育プログラムである「情熱・先端Mission-E」に2015年から力を入れて取り組んでいる。参加した生徒数は、昨年度までで延べ455名となった。この経験をきっかけに理工学系に進学した生徒も多く、参加校から高い評価を受けている。

また、企業が取り組む次世代育成の優秀プログラムとして、2019年度に北九州市より「2019北九州SDGs未来都市アワード」企業部門・SDGs賞、2022年度に文部科学省の「青少年の体験活動推進企業表彰」文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞している。