2023年07月31日 12:32

polyfitは、7月31日より、PTA向けに物品寄付をクリーンに行えるソフトウェア「polyfit.Gov(β版)」の提供を開始する。

polyfitは、「polyfit(クラウドPTAソフト)」というPTAをデジタル化するツールを展開している。直近では、学校に関わる備品の寄付申請に関して問題があった。具体的には、名古屋市教育委員会では5年間で1.8億円にも達する寄付が未申請の学校が90%以上にも上り、これが直近の課題となっている。一方で、学校自体も教員採用試験の受験倍率の低下や離職率の増加など、働き方改革を推進すべき立場にある。そのため、新しい業務を増加させることが難しい現状も考慮しなければならない。そこで、同社では今回、「polyfit」で正確に寄付申請を行えるテンプレートとなるツールを提供することで、市民をはじめ、学校、教育委員会の業務をより便利で快適なものにすることを目指す。

「polyfit.Gov(β版)」は、誰でも簡単に申請可能なフォームを用いて、申請できる。学校は中身を見て、それを教育委員会に確認し、寄付を受け入れることができる。LGWAN環境が必要な教育委員会についてはメールを用いた連携とし、学校については「polyfit」を用いて連携を行う。想定される効果としては、PTA側、学校側にて資料を作成するコストがゼロになる。同社の試算として月30時間の時間を削減することができ、教育委員会においても整ったデータで分析することができ、今後予算策定をする際の参考項目とすることができる。

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