2023年07月28日 09:48

チケミーは、自社の倉庫に預かった商品を代理で出品し、モノと権利のマケプレアプリ「TicketMe(チケミー)」内で売買できるサービス「TicketMe Storage」の実証実験を開始した。
イベント入場券やアーティストグッズ、会員券など、需要が大きい一方で供給が限られるモノや権利の多くは二次流通され、当初の販売価格よりもはるかに高い価格で取引される。しかし販売者に利益が還元されることはない。また逆に、実際は価値があっても、多くの人に認知されていないがために、売れないモノや権利もある。チケミーでは、これらのモノや権利を「チケット」として自由に売り買いすることが可能。商品の受け取りや、イベント参加の確定前に「チケット」をTicketMe内外のNFTマーケットプレースで自由に二次流通することができ、二次流通時の利益の一部は一次販売者に還元される仕組みとなっている。
「TicketMe Storage」では、出品を希望する人が申し込みフォームより申請の上、出品が許可されると、商品をチケミー社所有の倉庫に送付することで出品が行われる。まずは8月5日までに申し込みがあった商品のうち、審査を通った先着5商品の出品を進め、販売を開始する。
チケミーは絵画、スニーカー、美術品などの価値がある物理的商品の所有権のみを切り離し、個人間で簡単に売買できるサービスの提供が、価値が正しく評価され、あるべき場所にあるべき価値を届けるというチケミーのミッションを実現すると考えており、今回の実証実験は、そのような未来を実現する大きな布石になると考えている。