2023年07月25日 12:03

TOPPANエッジは、オフィス向け顔写真収集・認証クラウドサービス「CloakOne(クロークワン)」を7月25日より販売開始する。
「CloakOne」は、撮影した写真が顔認証やIDカードに適しているか20項目の観点でAIが自動で品質をチェックする顔写真収集サービス「CloakOne Smart」、複数の顔認証技術(エンジン)を採用することによって、認証の精度やスピードの向上を実現する顔認証サービス「CloakOne Face」で構成されている。
昨今、生体認証の中で特に顔認証の顕著な技術向上があり、さらにはIDカードの代替手段として、顔認証の利用を進める企業も増加している。顔認証のおもなメリットとして、個人認証の際のなりすまし防止や、認証速度が速く利便性が高い点、パスワードの記憶が不要な点や漏洩の心配が少ない点などが挙げられる。一方で、認証キーとなる顔写真の収集については、撮影環境や写真の品質によって認証精度が大きく左右される。また、撮影した顔写真は個人情報となり、厳重なセキュリティ下での管理が求められている。「CloakOne」では複数の独自技術(特許出願中)に基づいて処理の高速化・認証精度向上を実現したほか、10万名以上の規模で顔認証情報の登録を可能として、安定かつ高セキュリティ下で大規模な個人情報の管理を実現する。
なお「CloakOne」は、三菱UFJフィナンシャル・グループが東京・日本橋に開設した施設「MUFG SPARK」で本採用を前提とした試験運用が9月にスタートする予定だ。