2023年07月13日 15:37

東芝テックは、7月14日にリニューアルオープンする福井県立恐竜博物館内のミュージアムショップに、RFIDを活用したセルフレジを導入することを発表した。ミュージアムショップでは、特に夏季休暇など来場者が増える繁忙期においてレジが混雑し、会計に大きく時間を要するといった課題があった。そこで東芝テックは、今回の施設リニューアルオープンに合わせて、RFIDを活用したセルフレジを導入することを決定。

「RFIDを活用したセルフレジ」は、店舗で取り扱う全ての商品にRFタグを取付け、RFID技術を利用したスピーディーな会計を実現するもの。消費者が商品を専用台に置いた時点から、RFタグが付いた商品を袋詰めする過程で自動読み取りを行う。そのため、従来のように1品ごとにバーコードを読み取る手間がなくなり、会計スピードが格段に向上する

さらに、消費者自身で袋詰めをしながらスムーズに商品登録を行える運用にし、レジ周りの什器を工夫した。将来的には、RFタグを活用した棚卸業務ソリューションを導入することにより、店舗側のさらなる業務効率改善を目指す。

同社では、RFIDを長年にわたって研究開発し培ってきた知見を活かし、今後も流通小売業や物流業など、さまざまな業界での業務効率化やDX化を推進。先進的な取り組みを、スピーディーかつ積極的に進めていくとしている。