2023年05月02日 16:12

シリコンバレー発のIoT・コネクテッド関連のプラットフォームを提供するMODE, Inc.は、MODE IoTプラットフォームを建設DXに活用している、前田建設工業の活用事例を公開した。

建設業界では今、生産年齢人口減少による仕事の担い手・技術者不足が顕在化している。さらに、2024年の「働き方改革関連法」適用を控え、業務効率化は重要課題の一つ。この度、MODE IoTプラットフォームを導入したのは、新潟県柏崎市に建設中の「鵜川ダム」。導入の目的は、地盤の性状把握のため、複数のデータを比較検討する際の業務効率化。

鵜川ダムの基礎処理では、ダム内に複数ある間隙水圧計のデータは、内部メモリに保存されるため、回収作業が必要となる。また、回収作業に時間をかけられないので、月に一度しか回収できない。さらに、紙ベースの帳票の突き合わせに時間がかかる、バラバラのデータを見ているので相関関係がわかりにくいなどの課題があった。

MODE IoTプラットフォームを導入することで、作業量が50%以下に削減できた。また、各データの相関関係が分かり幅広い分析が可能になり、当初の目的であるデータの比較検討作業の簡略化を実現。さらに、月1度しかデータを回収できなかったものが、リアルタイムに確認できるようになり、作業効率向上だけでなく、工事そのもののリードタイム短縮、早期対策が可能となった。詳しくはこちら