2023年04月17日 15:49

敦賀信用金庫は、日立チャネルソリューションズと共同で、「バッテリーソリューション」の実証実験を4月17日より開始する。敦賀信用金庫は福井県と環境協定を締結し、環境問題に積極的に取り組むなど、SDGsを考慮した活動を実践している。
一方、日立チャネルソリューションズは、金融機関を中心にさまざまなソリューション展開をするとともに、環境に配慮したサービスを提供している。このたび金融機関に向けて、環境に配慮し、安定した店舗運営を実現するため、安心安全で、環境にやさしく高速充電が可能なカーボンバッテリーを利用した「バッテリーソリューション」を開発した。
実証実験では、営業活動で使用する電動バイク用のバッテリーとして、植物由来のカーボンバッテリーと従来のリチウムイオンバッテリーを交互に利用し、性能比較を行う。使用するバッテリーは可搬型のポータブルバッテリー(約8kg)として充放電アダプターと電動バイク双方に着脱可能。1回の充電で、電動バイクは約40kmの走行が可能、ATMは約2~4時間稼働できる。充放電アダプターは2個のバッテリーを同時に高速充電可能であり、停電時は非常用電源装置として動作する。
電動バイクと非常用電源の日常使いとして運用した際の実用性と課題を抽出し、またカーボンバッテリーサービスに向けた、稼働データを蓄積。さらに、バッテリーソリューションのその他活用案の検討、システムのランニングコスト算出などについて、性能比較を行う。