2023年03月31日 12:30

SMITH&VISIONは、自動認識技術&AI-OCRを活用した物流荷物・帳票向け自動認識商品管理システム「ラベ郎 Labelo」の一般提供を3月31日より開始した。ラべ郎は高度な画像処理技術を実装しており、撮影位置によらず文字位置を推定。そのため、コンベアのみならずスマートフォン・タブレットにおいて多彩な外装の自動検品を行うことができる。

現在、物流業界では、改正労働基準法によるトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制が目前に迫っており、所謂「2024年問題」として再度の物流クライシスが懸念されている。2024年問題を解決するためには、荷主も含めたサプライチェーン全体の連携による効率化が必要。特に、トラックドライバーの拘束時間の15%を占めるとされる、荷待ち・荷役時間の削減や付帯業務が主な問題点とされ、その見直しにおける生産性向上が求められている。

ラベ郎は物流の標準化を外装の標準化ではなく、AIによって実現するシステム。様々なレイアウトを持つ外装を、カメラやタブレットで写真撮影するだけで、外装情報などを構造化されたデータとして自動で取得。システムに登録することができる。

また、ラベ郎はクラウド上に実装されており、API形式で提供が行われるため、コンベヤ・タブレットアプリなど様々なユースケースへの実装が容易。。また出荷検品においても、この情報は外部公開可能なQRコードの形で提供可能なため、商流データと紐づけた物流情報のやり取りが容易に可能となる。