2023年02月27日 09:11

D-HOLDINGSは、持続可能な開発目標(SDGs)が目指している脱炭素化社会を実現する取り組みの一環として、100%子会社のD-POWERが、廃食用油対応発電所「D-POWER津発電所」を三重県津市に開業。2月26日に竣工し、当発電所にて竣工式を執り行った。
天然資源の消費を抑制し、環境への負担を軽減するこの取組みは、自然エネルギー等による発電、電気の供給及び販売等を行う同社にとって初の事業となる。
「D-POWER津発電所」は供給電力1920kW、3600世帯への安定供給が可能なメガワット級の廃食用油バイオマス発電所。当廃食用油バイオマス発電所は、太陽光発電や風力発電のような変動性発電設備と異なり、気象条件に左右される心配がない。
廃食用油バイオマス発電は、脱炭素化社会において、地域のレストランやスーパーなどの事業所から廃棄油を回収し、地産地消循環型の電力として世界中が注目する安定的な発電システム。しかしながら、日本国内の廃食用油の12%は海外に輸出され、その中の大半はBDF(バイオディーゼルフューエル)として利用されているが、輸出時にCo2を排出するため、本来は地産地消で日本の資源として利用するべきもの。
廃食用油バイオマス発電所「D-POWER津発電所」の運用は、地産地消循環型の電力安定供給の実現と脱炭素化社会への貢献を可能にする。さらに、産業廃棄物の二次利用によって循環型経済社会をも実現し、電力問題とゴミ問題の課題解決に努めていく。