2023年02月21日 16:20

ActionCOACH東京セントラルは、スタートアップの伸び悩みに関するレベル別調査を実施し、結果を公開した。今回は、スタートアップ(創業3年以上10年以内・売上が1億円以上)の経営者108名を対象に、調査を実施した。
まず、会社のビジョン浸透レベルについては、半数以上がレベル1-3「社員に浸透していない」という実態が明らかになった。同様に、会社の年間計画においても半数がレベル1-3にとどまり、レベル3の「明確な年間計画はマネジメント層のみの計画となり、社員には共有されていない」が最多の結果に。
一方で、組織内コミュニケーションについては、約4割が「上下・同僚間で共に円滑で、社員は自律的に業務の問題解決に取り組んでいる」と回答。その他、約2割からは「心理的安全性が完全に保たれている職場環境である」とも回答があり、スタートアップ企業においては組織内コミュニケーションが活発に行われている傾向にあるようだ。
本調査では、スタートアップ企業の伸び悩む要因として、ビジョン浸透率や年間計画の共有率が大きく関わっていることが考えられる結果となった。自社における社長の売上について6割以上が「社長の売上が半分以上」と回答している実態もあり、従業員の育成や企業としての連帯感を向上させる重要性が伺える。一方で、社内のコミュニケーションは円滑である企業が多いため、コミュニケーションの内容や工夫がスタートアップ企業のさらなる成長を促すポイントとなりそうだ。詳しくはこちら。