2023年02月08日 10:05

ECCが運営するICT教育技術研究所は、2022年12月16日、日本人特有の英語の発音を聞き分ける音声認識技術に関する特許を取得した。

今回の特許「語学学習用装置および語学学習用プログラム」(特許第7195593号)は、日本人(日本語母語話者)特有の英語の発音を聞き分けられる音声認識技術および、それを基に対話を組み立てられる人工知能(AI)の開発により、習得途上の語学学習者の音声を正確に認識できる語学学習用装置・プログラムとなる。

音声認識や音声対話の技術は日々進化しており、それらの技術を使用することで、英語で疑似的に対話するシステムの構築は可能だ。しかし、従来の技術は主に母語での利用が想定されているため、発音が正確でない語学学習者の発話をその意図通りに認識することは難しいという課題があった。「正確に発音しないと基本的な会話がかみ合わない」となると、発話者の会話や学習へのモチベーションは大きく低下してしまう。正確な発音よりも、まずは「不完全でもよいから、幅広い内容について量的に十分話す経験をする」ことが重要だと考え、語学学習者の不完全な発音でも意図をくみ取りながら会話を成立させることができる音声認識技術の開発に至った。

「おもてなCityへようこそ!」は、この音声認識技術を使用し、日本人特有の英語の発音を聞き分けて対話を組み立てられる人工知能(AI)を搭載した、画期的な対話型英会話アプリ。英語初心者から上級者まで「まるでリアルシーンで会話しているかのような自然なコミュニケーション」をアプリ上で疑似体験することができる。

おもてなCityへようこそ!