2023年02月07日 19:36

ユニバーサルロボット(UR)は、ハイオスの電動ドライバー「BLF/PGFシリーズ」を、URロボットの周辺機器プラットフォーム「UR+」製品として認証した。

「BLF/PGFシリーズ」は、メカニカルクラッチとブラシレスモーターを採用した自動機用ドライバー。安定したトルク精度で、常に均一なねじ締め品質を保つ。コストを抑えたメカニカルクラッチ方式ながら、データ出力機能を搭載し、ねじ締め結果を記録できるほか、正しく締まったかどうかの合否判定が可能。緩め作業も可能なので、リサイクル作業にも適している。

UR+製品として認証されたことで、電動ドライバーの設定もURロボットのティーチペンダントを介して簡単に行えるようになる。また、URロボット内蔵の力覚センサ(フォーストルクセンサ)がねじ締めで人のような推し付けを実現。推し付けが強すぎてねじや対象物を破壊したり、弱すぎて締め付け不足、ネジと工具先端が離れるといった不具合を防ぐ。

「UR+」は、URロボットとプラグ&プレイで使える周辺機器のプラットフォーム。ロボットアームの仕様やインターフェースをオープンにし、それらに準拠するエンドエフェクタ、カメラ、センサなどの周辺機器をデベロッパが開発する。UR+製品は、URロボットのティーチペンダントを通して設定できるため、ユーザーやSIerがロボットのシステムインテグレーションの構築にかかる時間や費用を削減できる。2022年12月時点で400以上の製品がUR+製品として認証されている。