2023年02月07日 13:03

ピリカ社が提供する、ごみ分布調査サービス「タカノメ 徒歩版/自動車版」の調査データが、岐阜県が運営する「クリーンアップぎふ~海まで届け清流!~」にて公開された。なお、タカノメ自動車版の自治体への導入及び、ピリカ自治体版「見える化ページ」でのタカノメ自動版調査結果の公開は、全国初となる。詳しくはこちら。
ピリカが開発・提供するごみ分布調査サービス「タカノメ」は、スマートフォンで撮影した道路や歩道の動画データを分析し、街中のごみの種類や数量を計測するシステム。画像認識技術を活用し、ごみの分布や深刻さを計測することが可能。現在は、「タカノメ 徒歩版」が、主に自治体や企業にて清掃活動ルートの改善や、美化施策の効果測定等に活用されている。更に、広範囲の調査を実施するための「タカノメ 自動車版」を2021年に開発。車のダッシュボードにタカノメアプリが搭載されたスマートフォンをおくことで、走行中に道路のごみの分布状況を調査することが可能になった。
この度の海洋ごみ対策の重点モデル区域(高山市、垂井町)にて実施した、タカノメ自動車版を活用した散乱ごみの調査結果(分布マップ)が、岐阜県の「見える化ページ」にて公開。一般住民にも広く公開することで、問題意識の向上及び散乱ごみの課題解決促進を目指す。
今後は、住民への本データの説明機会の提供や、タカノメ自動車版を活用した他地域のデータとの比較分析なども行い、有効な問題解決の道を探っていく予定。