2023年01月16日 09:01

エビソルが、LINEと共同開発した飲食店向けAI電話予約応対サービス「AIレセプション」において、電話対応件数が100万件を突破した。
飲食業界では、ネット予約が普及する一方で、依然として全予約の50%近くを電話予約が占めている。また直近では、コロナ禍で酒類提供の制限や時短営業などの要請を受け雇用が不安定になり、人手不足が深刻化。それに伴い、2022年11月の三大都市圏(首都圏、東海、関西)の飲食店など「フード系」におけるアルバイト・パート募集時平均時給が、前年同月比53円(5.1%)高い1094円と8カ月連続で最高を更新するなど業界全体が人材確保に苦しんでいる。
「AIレセプション」は、LINEのAIソリューション「LINE AiCall」と協働して開発した飲食店におけるAI電話予約応対サービスで、エビソルが提供する飲食店向けクラウド型予約管理システム「ebica」の空席データと連携することで、これまで自動化が難しかった来店当日の直前予約や予約内容の確認の応対を含め、24時間365日、電話予約の受付が可能となる。
従来のプッシュボタン式の自動受付システムとは異なり、実際に人と会話しているかのように応対することができ、利用者が希望する時間帯の予約が既に埋まっていた場合には、前後の予約可能時間や近隣系列店舗を提案することも可能だ。2020年10月1日のサービス提供開始以降、多くの飲食店で利用されており、AIスタッフ「さゆり」による飲食店の電話対応件数が100万件を突破した。