2023年01月13日 15:50

シブヤフォント、渋谷区、専門学校桑沢デザイン研究所、渋谷区内の障がい者支援事業所が連携して取り組む「シブヤフォント」が、読売光と愛の事業団が手がける「第20回読売福祉文化賞」を受賞した。

2016年、渋谷区事業として障がいのある人とデザインを学ぶ学生との共創で生まれた「シブヤフォント」は、データ利用料の一部を福祉還元する社会性に加えて、フォントやパターンといった誰にでも使いやすいデータという特性もあいまって、60社以上の企業に採用され、数多のデザインアワードを受賞するなど大きな社会インパクトをもたらしている。「シブヤフォント」は、渋谷区、専門学校桑沢デザイン研究所、渋谷区内の障がい者支援事業所らが連携し「一般社団法人シブヤフォント」が企画運営している。また2022年度には、シブヤフォントの取り組みを全国に広げる「ご当地フォント」事業をスタートさせた。

読売福祉文化賞は、社会福祉の分野で21世紀を切り開く創造的な業績をあげ、障害者や高齢者の暮らしやすい環境づくり、自立支援、社会参加などに貢献している団体、個人に贈る賞で、2003年度にスタートした。今年度の受賞6団体のうちの1つにシブヤフォントが選ばれた。2022年12月7日に読売新聞東京本社で3年ぶりに贈呈式が行われ、受賞団体には活動資金として100万円が贈られた。

「シブヤフォント」公式サイト / 読売福祉文化賞受賞のお知らせ